運動音痴を遺伝させないために【運動音痴な両親の気持ち】
自分は運動が苦手だった。
太っていたし、足も遅く身体も重く、運動会には逆さ照る照る坊主を作って雨ごいをする子だった。
だから、自分の子供たちが運動音痴でも、仕方が無いのだと思っていた。
ダンナは細いが、運動は得意ではなかったそうだ。
ということは、運動音痴のハイブリッドなうちの子供達であるからして、よっぽど頑張らせないと。
運動面のひどい劣等性となる確率が非常に高いということがはっきりしている。
そういうわけで、うちの子供たちは幼稚園に通っている頃から「運動教室」なる習い事をさせている。
よその子がクモンだの習字だのピアノだの行かせているってのに。
うちは必死で跳び箱を跳ばせたり、縄跳びをさせたり、鉄棒の逆上がりの特訓を金払ってやらせているのだ。別に新宿の母の占いで診断したわけじゃないですが、こっちのほうが大事だと思っているので。
今のところ効果が上がっているのは長男だけ。徒競走ビリをキープし続けたのに、今年はリレーの選手にまでなった。
そして長女はまだ小さいことと、元来運動がそこそこ出来るので、効果があるのかどうかはよくわからない。
最悪な次男は、いまだに効果が見えない。
ただ、唯一ありがたいことは、三人とも運動を嫌いだと言わなくなった事である。
それだけでも運動劣等性からの脱却と言えるのではないだろうか。